東京ひとり旅② 北欧から学んだ3つのこと

インテリア

東京ひとり旅②

日本高島屋で開催されていた『ていねいに美く暮らす 北欧デザイン展』
に行ってきました。

会場は5つの章に分けて構成され、北欧のデザイナーの作品が盛りだくさん展示されていました。

北欧では日照時間が短く、家で過ごすことをとても大切にしています。
そのため、自分の心地よい空間づくりがとても上手なのだそうです。

エントランスでは色とりどりの可愛い鳥たちがずらっとおでむかえ。

エントランスでは色とりどりの可愛い鳥たちがずらっとおでむかえ。

展示会で心に残った3つのことについて書いていきます。

1.家具を受け継ぐ
北欧では、人生の節目に椅子を買うことがあるそうです。初任給、結婚などこれからの素晴らしい人生を願って新しい椅子を買うのだそう。そして人生を共にし、次の世代に受け継がれていくのだそうです。だから長く使い続けられるシンプルで美しいデザインがたくさん生まれたのかも知れません。
サスティナブルで今こそ取り入れたい考え方だなと思いました。

 

2.オーガニックデザイン
シンプルで機能的かつ、有機的なあたたかさのあるデザインが素敵でした。毎日使うものだからこそ、機能的で飽きのこない美しいデザインが好まれているそうです。また、デザイナー自身も日々の家事をこなす生活者であるため、それが影響されているのだそう。

終盤の方で、北欧の人たちの日常の映像が流れていたのですが、そこで共働きの夫婦の1日が流れてきました。そこでは、奥さんが子どもたちと遊び、旦那さんがキッチンで食事の準備をしている場面もありました。暮らしの中で夫婦共に家事をしている風景がとても自然で素敵だなと思いました。

フィンランドのデザイナー、タピオ・ヴィルカラのガラス製品。


3.あかりの考え方
私も照明計画をする際、明るさをとても気にします。明るさの好みは人それぞれ感覚の違いもありますが、暗くないかと気にされる多めに照明を足される方も多いです。
北欧では、外の明るさに合わせて灯りをつけていきます。
全体を明るくするのではなく、必要なところが照らされていれば良いのです。そうすることで、空間に陰影が生まれ、心地いよい空間となるのです。食事の時にダイニングテーブルを照らす灯りや、ソファに座って読書をする灯りなど、シーンに合わせて灯りをつけていきます。

展示ブースでは1日の灯りの移り変わりが表現されており、外が暗くなるのに合わせて、徐々に明かりがついていく様子はとても居心地の良い空間でした。
夜、電気を消してキャンドルの灯りで過ごしてみるのもオススメです。

今回の展示で、貴重な作品の数々と、北欧の人たちの暮らしをディスプレイで紹介されており、とても参考になりました。

『beauty in the Home(住まいの中の美)』
北欧のデザインは、良いデザインは暮らしを豊かにすると考えつくられてきたそうです。北欧の人たちは美意識を高め、自分のスタイルを持ち、自分のリズムでていねいに暮らしていました。

私は、北欧の暮らしに憧れはありましたが、現実に再現するのは難しいかなと思っていましたが、今回の展示会で少しハードルが下がりました。
環境が違っていても、考えは取り入れられます。

早速、家に帰って、夜キャンドルの灯りで過ごしてみました。同じ部屋でも、灯りを変えるだけで雰囲気が変わり、とてもリラックスできる空間になりました。一つでも、行動して取り入れてみることが大切ですね。

コージーコーナー。パーソナルチェアとランプで居心地の良い場所をつくる。

ペンダントライトで食卓を照らす。

 

完璧にマネしようとすると、ハードルが上がってしまい、行動できなくなります。一つでも自分の生活に取り入れるだけでも生活は豊かになるんだなと気づかされました。ぜひ北欧の暮らし方参考にしてみてください。

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